タペット調整

OHVは、棒でバルブを押して開閉していて、 OHCは、カムが上にあって開閉していて、 DOHCは、OHCにあるカムが倍あって開閉していて、 OHCからDOHCに向かってバルブの開閉タイミング精度が狂いにくくなっているそうで、逆にOHVは高回転でバルブタイミングが狂いやすく、普通でも狂いやすく、調整が必要なエンジンである。 と、ワールドワイドウェブのどこかにありました。 加えますと、OHVは調整が必要かつ調整がしやすいエンジンだそうです。 で、僕のサンク、買った頃に比べるとカチカチカチというかカンカンカンとうるさくなってきて、他の縦サンクと乗り比べした時には音の差、加速の差がハッキリしてしまう程でした。 このブログを見てくださってる方でもご自分でタペット調整されるそうで、色々教えてもらいながらタペット調整にチャレンジしてみました。 まず、必要な工具、シックネスゲージを買ってきます。 工具っていうからどんなんかと思っていましたが、各サイズの厚みの鉄板がぶら下がったやつです。 僕の買ったお店ではH4ヘッドライトバルブが100円玉3枚だったり、液体ガスケットが100円玉1枚と500円だま6枚だったりとヘンに安く、ゲージは600円でした。 さて、タペットは露出していないので、そこまで辿りつく必要があります。 サンクのエンジンルームです。
送信者 R5'86 Renault 5GTL "Francais"
なんだかゴチャゴチャしているなぁって思うのですが、エアコン付の場合は、この手前半分がエアコン様で埋まります。 エアコン付はエンジンに触るまでえらいことになるそうです。 で、このプラグ達4本が見えると思いますが、これらを外すのにえらい難儀するんです。 ディスビ裏の一本、プラグソケットが入るかどうかというレベル。 ちょっと斜めに挿して回していたら・・・
送信者 R5'86 Renault 5GTL "Francais"
ポキッとな(ドロンボーの緑色風) お、折れるんだぁ・・・。 このプラグ、5000キロ以上も使っているので、どっちにしろ交換なのですが、正直焦りました。 まぁ、ホントはエンジンが冷えている時にやるのを、まだ生暖かいうちに開けてしまったので、部屋までストックのプラグを取ってきました。 ストックみたら、1番手上のでした。最近暖かいけど大丈夫かな。 このプラグの脱着、エアコンのある人はもっともっと大変みたいです。 この隣のプラグも、勢い良く回していたら、ラチェットが発電機と接触してバチバチと。。。恐いです。 エンジンの上にあるもの達を、外せる順に外して、3本のボルトと取って、タペット達とご対面です。 燃料経路の横にいる線はディスビまでつながっていましたが、湿気取りですかねぇ。
送信者 R5'86 Renault 5GTL "Francais"
綺麗な内臓 だいぶ綺麗でびっくりです。 アクセルのリンクのスプリングは無くしそうでそーっととっておきます。 ヘインズによると、 ある排気バルブが一番開いている時に吸気の何番と、排気の何番を調整せよ。 とあります。そのパターンが4つあって、8本のバルブが調整できるわけです。 調整幅は、吸気が0.15mmで排気が0.20mmです。 バルブが一番開いている時・・・はフロントの片方をジャッキアップして、ギアを4速でつないだままタイヤをグルグルと。 面白いようにバルブ達が動きます。 同時におもしろい様にガソリンが燃料経路から吹き出るので、はずしたホースをつないでおきます(汗 で、ゲージをバルブの頭とアームの間にいれて確認。 もっと0.40mmとかずれているのかなぁーって思ったけどあれ?ずれているの?と言う感じの感触。 とりあえず全部ゲージを入れて調整スクリュー回して、という作業をしました。 スクリューまわして、根元の10mm(だったかな)のボルトを締めて固定なのですが、これはメガネとかスパナがいいみたいです。 ソケットでやると調整スクリューが共回りして・・・意味ないです^^; そして外した順に元にもどして終わり! 結果は・・・。 すごいです。 すっごい静かなんです。 試しに近くのバイパスへ行きました。 このバイパスは制限速度80km/hなので全体の流れに合わせるといい所まで試せるのです。 数値で表すと70km/hでもう五月蝿かったエンジンが、+20km/h位から始まるように。 加速がすっごい楽しくなりました♪ プラグが6番になったせいか、アクセルワイヤーのあそびが増えたのか、始動時にアイドルがまた下がりましたけど・・・満足です。

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