僕らが旅に出る理由

こんにちは。 お待たせしましたP125Xでツーリング。え?そう、待っていたのは僕だけ。地元に昔からある温泉まんじゅう屋が今月いっぱいで閉店するという情報を知って、急いで計画。面子はP125XとKSR2とKSR2。中型バイク乗りだったのに、なぜか偶然に今は原付二種ライダー。この3台で「日帰り原付2種のまんじゅうツーリング」。たぶんチームには見えないだろうな。 初めの予定では「温泉まんじゅう」「いちご狩り」「日帰り温泉」と計画していたので急ぎたかったけど、自動車専用道路は通れない。下道でどれくらいかかるかはわからないのであった。お昼を過ぎて湯河原へ到着。もうすっかり春めいた伊豆の玄関口は…と予想していたのにとても寒いのでした。帰ってから知ったけど関東では雪が降ったんだって。寒いわけだ。そんな事は知らず曇ってるから寒いんだと思って、3台は進む。寒いので箱根はよして最短距離の熱海函南道路へ。その昔、この坂道をRZ50で越えられず、押して登った事のある道。はたしてP125Xは登れるのかー(共に'81年式) P125Xはゴボゴボとカブりつつ、KSRはオーバーヒートしつつ、越えたその先には田方平野。その後、無事に温泉まんじゅうを購入して、飲める足湯につかるおばちゃんおじちゃんを眺めながら三人でまんじゅうを食らう。んまい。オイルを混ぜつつ来た甲斐があるってもんです。しかしその後の寒さは厳しくなるばかり。急いで神奈川に帰りったとさ。 この日、止まっていたと思っていたP125Xの距離計が16694と16695の間まで進んだ。最小単位は100なのか!? それだけじゃあまりにもヒドいので追記を。 帰りルートは三島市から国道1号線で箱根越え。正直なところ、P125Xで箱根越えは不安だったけど三島から上る道は勾配が少ないと思って箱根に入る。P125Xにはエンジンの回転数計がない。いや、回転数計のあるべスパってあるのだろうか。で、体が回転数計。エンジンの盛り上がり感に注意してヘッドカバーがブルブルしてきたら、左手をクイッ。ブルブル…。クイッ。ブルブル…。クイッ。で、4速、トップギア。トップギアでも上る上る。でもやっぱり上り坂。エンジン音が一段とこもってくる。速度の表示は上がらず下がらずで天下の剣を登る。意外にも行きの熱函道路とは違って周りのペースに少し遅れるくらいで山中城跡付近の団子屋までたどり着く。同行のKSR2 2台はきれいなラインを描いてついて来た。さすが125cc。20年たっても80ccには負けないネ。 団子屋さんで閉店時間の4時(知らなかったもので…ごめんなさい)を過ぎてものんびりお茶をすすった後、小田原市街地まで一気に走る。店をでると、さっきまで追走してきてたKSR2 2台は本来の力を発揮して箱根を駆け上る。はやいぃぃぃ。さすがJaponパワー一気に置いてかれる。24年前のスローライフ国のスクーター、一人で箱根を越える。芦ノ湖を過ぎ、寒さは一段と厳しくなり、道路脇には(残り)雪。自重を抑えきれないフロントブレーキと溝の無いリアタイヤ。無事帰れたら整備しますから~とお祈りしながら、二台に大きく遅れて待ち合わせのコンビニに到着。寒さがYAMAHA製皮グローブを突き抜け手の甲を刺す。その後は何も考えずに家までまっしぐら。 そうそう、メインの温泉まんじゅう、とても美味しくて閉店がホントに惜しい。何世代も受け継がれる味も魅力的だけど、一代限りの味というのも、あるんだなぁ。と、味音痴な僕は思った。

コメント(0)

コメントする

コメントを投稿する