僕はバレーボールをやる。そして意外といわれる。それは身長のせいなのか、性格のせいなのかはわからないんだけども。
自室からバイクで20分ほどのところにほぼ毎週通っている。プレーのレベルと雰囲気がやりやすいので多少遠くても通うのだ。
さて、ある日のこと。その通い道にある交差点で白いべスパをみつけた。近寄ってしらべるとビンテージシリーズの50Sである。
すでにET3熱40度越えだった僕は「なぁんだ」って思ったのだけども、よくみてみればフロントフェンダーがゆがんでいて、ブリンカーもレンズはおろか台座がひしゃげている。
事故車だ…。事故して、本人が回復するまで置いてあるのかな?とも思ったけど、更によくみるとナンバーに自賠責のシールが無い。
ますます不思議に思えてきた。もしかしたら盗難車カモネ…。
数日たってもその50Sが気になってしかたない僕はナンバー登録してあるY市H区役所にTELした。
「もしもし…、自賠責の無い原付が放置されているんですけど…持ち主にしらせてあげたくて…」と僕。
お決まりのたらい回しの間、自分のおせっかいさに自分で後悔する。
やっとたどりついた担当のヒトは、原付の持ち主確認は警察の仕事と言った。登録は市役所でするのにね。
「じゃあ担当になる警察署の連絡先教えてください。」と伝えると、担当のヒトはこう言った。
「どちらの警察署にしますか?」
生活の事を知っているはずの役場のヒトがわからないようなので、ナンバー登録してあるH区の警察署を御願いした。以下はその会話。
担当:「場所はどこですかー?」
僕: 「環状○号線の○○交差点です」
担当:「それは何区になりますかー?」
僕: 「…T区になります。」(おいおい隣区の場所しらないの??有名な道路だよー)
担当:「じゃあT区警察所ですねー、ウチじゃないんですよーT区警察署にかけてください。」
僕: 「えっ…ナンバーはH区ですよね?そうなんですか…。T区に取り次いでくれないのですか?」
担当:「取り次ぎますよ。後で連絡します。それでは。(明らかに不機嫌に)」
僕: 「えっ??ちょっとまってください、僕の連絡先聞かないのですか?」
担当:「あーはい、ドウゾ。(声が厳しい)」
その後連絡先を告げ、自分の要求(持ち主に知らせるか、放置なら知らせて欲しいと)を伝える。
数十分後、T区警察署から連絡が来る。
そしてまた、
担当:「場所はどこですかー?」
僕: 「環状○号線の○○交差点です」
担当:「それは何区になり…」
僕: 「T区です。○○駅の近くですから。」
担当:「エェと、今地図みてるんですけど、それは□□交差点を左折した後どれくらい行きますか?」
僕: 「…50mくらいです。」(ソラで答える。その後の道順や周りの風景も。)
こんなやり取りの後、H区警察署で伝えた要求を再度伝える。
その後、連絡は一切ナシ。「放置なら」と言ったので連絡が無いのはよいのだけど、その50Sはいまも(2005.3現在)その場所にいる。
おそらく持ち主を探す事すら行われていないのだろうと、一連のやり取りから思えてくる。もっとうまく言えばよかった。
それにしても、役所の対応に(?)である。こちらが質問した事にすべて「どうだろう」というのだ。これでは生活のルールを伝える役目など出来ないのではないだろうか。
それにもまして、警察の対応には憤りを感じる。いくら縦割りとは言え、警察という団体として、情報が共有化されてないのは問題ではないか。(いたずら防止で再確認というなら別ですが。)
面倒な事ではあるけれど、あきらかに不満とわかる口調で対応するのも問題だと思う。かつて、信号機の故障を伝えるために110番した事があるのだけど、そのときは用件を聞かずにいきなり怒られた。(事件じゃないからって。)
かつて、警察官が、おまわりさんだった頃、近所のガキ(良い意味で)の顔まで知っていたという。
今の警察官は、管轄内の道でさえ、地図をみてもわからないのだ。僕は隣の市の住民なのに…。
今回対応した三人のイメージが、役所・警察署のイメージとなって僕に染み込んだ事は間違いないのである。
アーカイブ
コメント(0)